『第6回アイドル楽曲大賞2017』投票曲
年末の風物詩のアイドル楽曲大賞投票分です。
第1回を除いてずっと順位は付けず投票していましたが、今年は久し振りに順位を付けてみました。
毎度のことながら選んだ理由は楽曲が好きだからだったり、グループが好きだからだったり、MVが好きだからだったり、製作者が好きだからだったり基準はバラバラです。
投票曲と次点曲をYouTube再生リストにまとめています。
メジャーアイドル楽曲部門
第1位:私立恵比寿中学『感情電車』 3点(YouTube)
永遠に中学生。永遠に。
第2位:J☆Dee’Z『Answer』 2.5点(YouTube)
(アイドルヲタクである以上全否定はできないのだが、)課金レースやクラウドファンディングなどの「ヲタクのお金」が直接的にチャンスに繋がるやり方が全盛のこの時代において「エンターテインメントの本場ニューヨークで自分たちの力を試してみたい」という80年代を思わせるような泥臭く実直で真っ当な努力が清々しいグループであり曲。
第3位:miracle² from ミラクルちゅーんず!『Catch Me!』 2点(YouTube)
今のアイドルソングのほとんど全ては「ライブで披露することが大前提」である中で番組主題歌及び劇中歌として作られたこの曲は、20年前なら「美味しいとこ取りの売れ線」と言われるタイプだと思うが、2017年では逆にそれが新鮮で強烈にキャッチー。
42秒でサビ突入!
第4位:虹のコンキスタドール『✝ノーライフベイビー・オブ・ジ・エンド✝』 1.5点(YouTube)
「抜けてないスネア」でのファンク最高でしょうよ!
第5位:妄想キャリブレーション 『激ヤバ∞ボッカーン!!』 1点(YouTube)
ド頭の「ドッ、タン、ドタン、ドッ、タ、ドッドタン」を始め、トラックの切れの良さとブレイクの気持ちよさ。
インディーズ/地方アイドル楽曲部門
第1位:あヴぁんだんど『Hello!!』 3点(YouTube)
兎にも角にも今年一番聴いた曲ということで文句なしの1位。
切なくも明るいメロディに「Hello!! Hello!! Hello!! 泣きっ面にKiss You 地団太踏むついでにステップ踏むよ」とか素敵すぎるでしょ。
第2位:sora tob sakana『ribbon』 2.5点(YouTube)
ポリリズムで複雑に絡み合うリズムと、かなり手数が多く前面に音を出してるドラムが「列車の走る音」となり曲の世界観に引き込まれる。
アニメーションのMVも素晴らしいんだけど、この曲の振り付けとそれを踊る4人の姿も大好きなんでダンス映像も出してほしいなー。
第3位:MIGMA SHELTER『Svaha Eraser』 2点(YouTube)
アイドルの面白さのひとつは「組み合わせの妙」だと思うが、今年最もそれを感じられたグループ。
クラブ文化(サイケデリックトランス/ゴアトランス、曲間の繋ぎやマッシュアップ)とアイドル文化(女の子たちの全力の歌とダンス)を真っ正面から大真面目に融合させることで生まれるライブでの爆発的なトリップ感は「出尽くした感」のあった今のアイドル界でもかなりの異質な体験。
第4位:全力少女R『生まれたてのラブソング』 1.5点(YouTube)
初めて聴いたときに「やったー!みんな大好き筑田浩志のキラキラファンクきたー!」となったが、クレジットを見ると「作詞・作曲・編曲:ジョン・スミス」となってて「え、誰?というかなぜ偽名?」と戸惑う一曲。
なぜ「これは偽名ですよ」ということを表明するための偽名であるジョン・スミスを使うのかいまだに知らないし、もしかしたら本当にジョン・スミスさんって方が作ってるのかもしれないが、とにかくいい曲!
第5位:能登有沙『pieces』 1点(YouTube)
音の隙間の使い方、緩急の付け方、盛り上げどころでの音の重ね方 etc、編曲のお手本・教科書のような今年の「マイ・ベスト・非の打ち所がない1曲」
アルバム部門
第1位:BiSH『GiANT KiLLERS』 3点(YouTube)
ネガティブな話題や辛気臭い話題のほうが多く広く拡散される今の世の中で、まだまだアイドル界で大きな夢とワクワクを見せてくれたBiSHに敬意と謝意を込めて。
第2位:アイドルネッサンス『前髪がゆれる』 2点(YouTube)
これほどハードルが上がった状態で「初のオリジナル曲」を出すグループもなかなかいないと思うが、その高いハードルを見事に越えた一枚。
第3位:絶対直球女子!プレイボールズ『POWER SLUGGER』 1点(YouTube)
大阪といえど来れないグループはなかなか来れないので、「今年ようやく見れたアイドル」枠で自分の中で1位のライブでした。楽しかったなー。
推し箱部門
未選択
次点曲
メジャーアイドル楽曲部門(YouTube)
- callme『It's own way』
- さんみゅ~『風のミラージュ』
- 純情のアフィリア『この世界に魔法なんてないよ』
- ベイビーレイズJAPAN『僕らはここにいる』
- 夢みるアドレセンス『ララララ・ライフ』
- わーすた『Just be yourself』
インディーズ/地方アイドル楽曲部門(YouTube)
- アップアップガールズ(2)『二の足Dancing』
- amiinA『Callin'』
- inkey oops『take me shopping yeah!!!!』
- GANG PARADE『FOUL』
- 終演後物販『はじめてのチェキ』
- There There Theres『There's something behind』
- Task have Fun『3WD』
- tipToe.『かすみ草の花束を』
- 転校少女歌撃団『この世界にサヨナラして』
- パンダみっく『好きな曜日はxx』
- BiS『ロミオの心臓』
- BILLIE IDLE®『My Way』
- フィロソフィーのダンス『ジャスト・メモリーズ』
- Mash Berry『オールドスクール喰らいなinウクライナ』
- ヤなことそっとミュート『AWAKE』
- ユメオイ少女『革命Emotion』
- ゆるめるモ!『歩くの遅い犬』
- RIOT BABY『By My Side 』
- RHYMEBERRY『ちょっとやってみただけ』
- 2&『ちっぽけヒーロー』
- りんご娘『Ringo star』
- ROSARIO+CROSS『HELLO! 未来』
- Yes Happy!『ダーリン』
- くぴぽ『もう恋なんてしないし、恋なんてしないなんて言わないし、もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対なんて歌わないよ絶対』
- YENA☆『Fly High』
- feelNEO『◯△□-maru sankaku mashikaku-』
- Dressing『ティアラジック・ア・ドレファミニー』
- うさぎのみみっく!!『シンメトリック』
番外編
KissBee『&PEACH』
投票しようと思っていたKissBeeの『&PEACH』が12/5発売でギリギリでエントリー期間に入っていなかったのでちょっと番外編で紹介。
この曲は元々5月に発売された『Labyrinth~イチゴ姫の旅立ち~』と対をなす曲、しかも言わば“裏側の”曲で、『Labyrinth』では「魔法の世界のお城で“禁断の秘宝が記された謎の古い地図”を見つけたイチゴ姫が冒険の旅に出た」が、実はそれがイチゴ姫の妹であるピーチ姫のねじれた嫉妬から生まれた「仕組まれた大冒険への扉」だった…という『本当は怖いグリム童話』のような世界観をテーマパーク的な曲調や独特な振付で表現しており、かなり面白かった。
「ピュアに濁った幼心」という歌詞が強烈。
KissBee『Labyrinth~イチゴ姫の旅立ち~』MV
今年も良い曲山ほど聴かせていただきました。
全てのアイドルへ、感謝永遠に。